母乳育児への投資
~次世代に向けて~

全ての授乳において、母親の母乳(自母乳)を与えることが、乳児の健康や発達に大きく寄与することから、母乳育児への投資が、非常に重要になってきています。Symphony® と PersonalFit™ PLUS ポンプセットは、直接授乳がすぐにできない、または不可能な場合でも、搾乳プロセスを最適化することで、乳児が自母乳のメリットを受けられるようサポートします。

早産児にとって母親の母乳が「薬」である理由

早産の場合、乳児は母乳育児によって多くのメリットを得られる一方、お母さまは母乳の分泌を開始させるためのサポートをより必要としています。特に早産児の母親の母乳は、正期産の母親の母乳と比べ、免疫と防御機能を強化する成分をより多く含んでいるため、早産児に母親の母乳を与えることは非常に重要です。¹

自母乳は、以下のような早産に伴う様々な疾患から赤ちゃんを守ります。

壊死性腸炎(NEC)²

敗血症 ³

未熟児網膜症 ⁴

気管支肺異形成症 ⁵

自母乳は乳児の神経発達に欠かせません。32週で生まれた乳児は、正期産児の脳の質量に達するまで、質量をさらに35%以上発達させなければなりません。⁶ これは、出生後に急速にキャッチアップする必要があることを意味しています。


早産児の母親の自母乳には防御機能だけでなく、中鎖脂肪酸が正期産の母乳よりも20%多く含まれています。この脂肪酸は脳の成長を助けます。⁷


研究では、18歳になるまでに、NICUで一日に1kg当たり110ml超の母乳を与えられた極低出生体重(VLBW)児は、そうでなかった乳児よりもIQが5ポイントも高いことも示されています。⁸


母乳を与えられた早産児の傾向

粉ミルクを与えられた早産児よりも平均して2週間早く退院 ⁹

1年目に再入院する確率が6.8倍低い ⁸

直接授乳や母乳の授乳が、乳幼児突然死症候群(SIDS)や白血病だけでなく、中耳炎などのその他の感染症に罹るリスクも下げるというエビデンスもあります。¹⁰

生涯続くアドバンテージ

短期的なメリット

乳児は産後すぐに完全母乳の恩恵を受けることができます。成長に最適な栄養を提供できるだけでなく、初乳には腸の発達を促進し、感染症リスクを低減する要素が豊富に含まれています。¹¹ ¹²


産後の数時間、数日間、そして数週間は、母乳分泌を開始・確立できる絶好の機会です。直接授乳がすぐに行えずに、分泌が開始されず、母乳量が確立できないと、結果として母乳量が足りなくなる可能性があります。


ここでPersonalFit™ PLUS が役に立ちます。Symphony®電動搾乳器と一緒に使用することで、早産児・正期産児のお母さま方が適切な母乳分泌を段階的に開始、確立、維持することをサポートする搾乳システムを作りあげます。PersonalFit™ PLUSポンプセットは、搾乳時の快適性と効率性を向上させることで Symphony® のパフォーマンスをさらに高め、お母さまが赤ちゃんのためにより多く搾乳できるようサポートします。¹³ ¹⁴

長期的なメリット

完全母乳育児のメリットは乳児の入院期間またはNICUの滞在期間よりもはるかに長く続きます。そのため、赤ちゃんと自宅で過ごす生活のためにも、お母さまが適切な分泌をきちんと確立することは大切なことです。


母乳は生涯にわたって疾患に罹るリスクを下げます。母乳で育った乳児は、児童期または10代の頃に過体重または肥満になる確率が13%低いことが分かっています。¹⁵ これは、2型糖尿病、冠状動脈性心疾患、多くのがんを含む、関連疾患のリスクを下げることにつながります。¹⁵⁻¹⁷


母乳の分泌は、お母さまにとっても健康面でプラスの影響があります。母乳を12か月間分泌するごとに女性の乳がん発症リスクは4.3%低下し、この効果は積み重なっていきます。¹⁸

生涯続くアドバンテージ

短期的なメリット

乳児は産後すぐに完全母乳の恩恵を受けることができます。成長に最適な栄養を提供できるだけでなく、初乳には腸の発達を促進し、感染症リスクを低減する要素が豊富に含まれています。¹¹ ¹²


産後の数時間、数日間、そして数週間は、母乳分泌を開始・確立できる絶好の機会です。直接授乳がすぐに行えずに、分泌が開始されず、母乳量が確立できないと、結果として母乳量が足りなくなる可能性があります。


ここでPersonalFit™ PLUS が役に立ちます。Symphony®電動搾乳器と一緒に使用することで、早産児・正期産児のお母さま方が適切な母乳分泌を段階的に開始、確立、維持することをサポートする搾乳システムを作りあげます。PersonalFit™ PLUSポンプセットは、搾乳時の快適性と効率性を向上させることで Symphony® のパフォーマンスをさらに高め、お母さまが赤ちゃんのためにより多く搾乳できるようサポートします。¹³ ¹⁴

長期的なメリット

完全母乳育児のメリットは乳児の入院期間またはNICUの滞在期間よりもはるかに長く続きます。そのため、赤ちゃんと自宅で過ごす生活のためにも、お母さまが適切な分泌をきちんと確立することは大切なことです。


母乳は生涯にわたって疾患に罹るリスクを下げます。母乳で育った乳児は、児童期または10代の頃に過体重または肥満になる確率が13%低いことが分かっています。¹⁵ これは、2型糖尿病、冠状動脈性心疾患、多くのがんを含む、関連疾患のリスクを下げることにつながります。¹⁵⁻¹⁷


母乳の分泌は、お母さまにとっても健康面でプラスの影響があります。母乳を12か月間分泌するごとに女性の乳がん発症リスクは4.3%低下し、この効果は積み重なっていきます。¹⁸

病院のための投資

短期的にも長期的にも健康状態が著しく改善されるため、母乳には経済的価値があると言えます。早産に関連する疾患の罹患率と重症度を下げるということは、関連する医療費を間接的に減らすことを意味します。壊死性腸炎(NEC)と敗血症を例に挙げて説明します。


母乳を与えられた早産児は、NECに罹患する確率が最大で10倍減ります。²⁰


43,818米ドル = NECの症例の平均コスト²¹


母乳を一日に体重1kgあたり10ml増やすごとに、早産児の敗血症に罹るリスクが最大で19%下がります。³


10,055米ドル = 敗血症の症例の平均コスト³


Medela のイニシエーションテクノロジー(分泌開始技術)と共に PersonalFit™ PLUS を使用し、母乳量を増やすことで、ドナーミルクや粉ミルクへの病院の依存度を下げることにも役立ちます。乳児の健康にプラスの影響があるだけでなく、以下のとおりコスト削減にもなります。


自母乳を得るためにかかるコストは、粉ミルクよりも60%、ドナーミルクよりも92%低いです。(お母さまが一日に300~399mlを供給できる場合)。²²


さらに規模を大きくすると、病院が与える母乳の一日平均量を産後28日間で一日に体重1 kgあたり50ml超増やした場合、乳児一人当たり31,154米ドル、全体で180万米ドルを削減することができます。³

すべての世代のための投資

次の世代の乳児が母乳の恩恵を受ければ、寿命が延びて、クオリティ・オブ・ライフが向上し ¹⁰ 、低い医療費という経済的メリットを受けられるおかげで、社会全体も恩恵を受けることになります。²³


イギリスでは、粉ミルクの代わりに母乳を与えられた早産児は、平均して一人当たり約904英ポンドの生涯の医療費の削減に貢献しています。¹⁰


4,670万英ポンド:早産児の100%がNICUで自母乳を与えられた場合に、イギリスの国民保健サービスで想定される合計生涯コストの削減分。¹⁰


新生児感染症とSIDSによる死亡数が238件減ります。これは、生涯生産性において15,340万英ポンドの経済的インパクトを伴います。¹⁰

自母乳の授乳が増えることで、皆が恩恵を受けることができます。しかし、完全母乳育児を実現するためにお母さま方をサポートし、乳児に大きな影響を与えられるのは医療従事者です。PersonalFit™ PLUS は、母乳のメリットを乳児に届けるだけでなく、それをより簡単に、効率的に行うことができるポンプセットなのです。

自母乳を得るために
かかるコスト:

(一日に300~399ml 供給する場合)²²



Medela 独自の研究

Medela は、新生児集中治療のために包括的なエビデンスベースの授乳ソリューションのポートフォリオを提供しています。入院中の乳児に、乳児の哺乳能力や発達状況に合わせて、直接授乳にできるだけ近い方法で母乳を提供できるようにすることを目指しています。